2025.03.01
平野 綾&加藤和樹の歌声に酔いしれる
3/1(土)「マリー・アントワネットとフェルゼンの愛の歌唱付き上映会」レポート
劇場アニメ『ベルサイユのばら』の大ヒットを記念し<マリー・アントワネットとフェルゼンの愛の歌唱付上映会>が都内映画館で実施され、声優を務めた平野 綾(マリー・アントワネット役)と加藤和樹(フェルゼン役)が、演じた役柄をイメージしたドレスアップスタイルで登壇した。
ライトスティックのきらめきが場内を包む中、平野はマリー・アントワネットの楽曲『Ma Vie en Rose』を熱唱しながらステージに登場。歌唱を終えると入れ替わる形で今度は加藤がフェルゼンの楽曲『Soul to Soul』をステージ上でパフォーマンスした。
会場が『ベルばら』ワールドに酔いしれる中、平野は「レコーディング以来3年ぶりに歌いました!当時の自分はどのように歌っていただろうか?という所から始めました。先日まで帝国劇場でコンサートをやらせていただいて、(加藤と平野の)二人とも出演している日があったので稽古場でこっそり一緒に練習していました」と加藤と自主練に励んでいた事を明かした。加藤も「ここ何週間は楽曲をひたすら聴き込んで、フェルゼンとしてどう歌っていたのかを思い出しながら歌いました」と明かし、帝国劇場での平野との自主練には「思い出の稽古場で、コンサートとは全然違う歌を二人して練習していましたね」と思い出し笑いだった。ステージ上ですれ違って歌唱をバトンタッチするエモい演出については、数々のミュージカル作品で共演を重ねていることから「よくすれ違っているんです」と平野が言えば、加藤も「平野さんの後ろ姿を結構見ているような気がします。別の作品でも似たような関係性でしたから」と笑わせた。
また澤野弘之氏が音楽プロデューサーを務めた『ベルばら』の楽曲の数々について、平野は「令和の『ベルばら』は澤野さんなんだと驚いたし、ダイナミックな楽曲を手掛けられている印象があったので、今回も素晴らしい曲が出来上がるだろうと思いました。『ベルばら』の色々な顔を見せてくれる楽曲が多くて、難しかったけれど楽しかったです」と名曲ぞろいだと感激。加藤も「自身の曲に限って言うと、最初に聴いたときは『マジか!?』と思った。キーのレンジの高低差があってそこが難しかったし、デュエット曲も実際に歌う時に苦労しそうだと思った」と感想を述べていた。
楽曲収録は別々に行われたそうだが、デュエット曲について加藤が「これまでの共演経験があったので、お互いを信頼して出来ました」と言えば、平野も「想像がしやすかったし、想像したそのものが来た」と阿吽の呼吸状態。歌唱シーンはセリフ収録の約1年前に行われたそうで、平野は「完成したものを聴いたのもしばらく時間が経ってからだったので、新鮮な気持ちで聴くことが出来た」と言い、加藤は「歌を先に録ってその後に芝居を録ったので逆算が必要でした。歌声とセリフの声が違い過ぎると誰が歌っているのかわからなくなってしまうので。そこの意識は難しかったです」と知られざる苦労を回想した。
中でもマリー・アントワネットは重ねた年齢を声で表しており、加藤は「自信や王妃としての自覚が芽生えていて、あの声の変化や成長は凄いと思った。先日、映画館で観て親心が芽生えました」と平野の演技に感動。その平野は「一人がやっているとは思わなかった!と言われることが多くて…平野綾がやっています!」と訴えて「ふとしたことをきっかけに人生が彩られるということをマリー・アントワネットはフェルゼンとの恋や子供たちやルイ16世から知ったと思うので、そこを意識しました」と語った。
最後に加藤は「今日生で初めて劇中歌を歌わせていただきました。頑張って歌ったものは沢山聴いていただきたいので、CDも宜しくお願いします!家に帰っても沢山楽曲を聴いていただきたいです」とアピール。平野も「公開から一ヵ月くらい経ってもまだこんなにも沢山の方々にお集まりいただけて、応援いただけるのは作品として嬉しい事です。自分としては憧れていて大好きだった作品に携わることが出来て、さらにこうして歌わせていただけて、素敵な日々を過ごしています。皆さんにとっても令和版『ベルばら』が日々を生きる糧になったら嬉しいです」と期待。
そして二人はマリー・アントワネット&フェルゼンが歌う『Resonance of Love』、オスカル、マリー・アントワネット、アンドレ、フェルゼンが歌う『The Rose of Versailles』を本日限りのスペシャルバージョンで披露し、最後の最後まで会場を『ベルばら』色に染めていた。